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【住まいのお役立ち情報】 2026.01.28

スキップフロアとは?メリット・デメリットと後悔しやすいポイントを徹底解説

家づくりを検討していると、「スキップフロア」という間取りを目にすることがあります。
段差を活かした立体的な空間構成や、おしゃれなデザインに惹かれる一方で、「実際の暮らしはどうなの?」「後悔しない?」と不安に感じる人も少なくありません。

この記事では、スキップフロアの基本的な仕組みから、メリット・デメリット、平屋との相性、固定資産税や老後の暮らしまで、検討時に知っておきたいポイントを整理します。
デザイン性だけでなく、暮らしやすさの視点で判断するための材料としてお役立てください。

スキップフロアとは?

スキップフロアとは、床の高さを半階ずつずらして構成する間取りのことを指します。
完全な2階建てでも平屋でもなく、上下階の中間に床を設けることで、空間を立体的につなげるのが特徴です。

一般的な階段で区切られた上下階とは異なり、視線や気配がつながりやすく、開放感のある住空間をつくりやすい点が特徴です。
そのため、都市部や敷地条件が限られた土地、狭小地などで採用されることもあります。

スキップフロアのメリット

空間を立体的に使える

床をずらすことで、同じ延床面積でも空間に変化が生まれ、単調になりにくくなります。

実際の床面積以上に広く感じやすい

視線が上下に抜けるため、数字以上に広さや奥行きを感じやすいのも特徴です。

家族の気配を感じやすい

上下階が完全に分断されないため、家族の存在を自然に感じながら暮らせます。

中間スペースをつくりやすい

書斎、スタディコーナー、収納など、用途を限定しすぎないスペースを設けやすいのも魅力です。

デザイン性が高い

立体構成を活かした間取りは、個性的で印象に残りやすく、デザイン重視の人に好まれます。

スキップフロアのデメリット・後悔しやすい点

一方で、スキップフロアには注意点もあります。

段差が多く移動が面倒に感じる

日常生活で上下移動が増え、負担に感じる人もいます。

音やにおいが伝わりやすい

空間がつながる分、生活音や調理のにおいが上下階に広がりやすくなります。

冷暖房効率に工夫が必要

空気が上下に動きやすいため、冷暖房の効きに差が出やすい点も注意が必要です。

掃除・家具配置が難しい

段差や中途半端な高さの壁が、掃除や家具配置の制約になることもあります。

老後に負担になる可能性

若い頃は気にならなくても、将来的に段差が負担になるケースがあります。

「おしゃれそう」という印象だけで選ぶと、こうした点が後悔につながりやすくなります。

スキップフロアと固定資産税の考え方

スキップフロアでは、延床面積の算定方法に注意が必要です。
中2階やロフトと似た構成になるため、「面積に含まれるのか」「含まれないのか」を誤解しやすいポイントでもあります。

実際には、床として成立しているかどうか、天井高などの条件によって、延床面積に算入されるケースがあります。
その結果、固定資産税の評価に影響する可能性もあります。

ただし、具体的な扱いは自治体ごとに異なるため、金額や基準を断定することはできません。
設計段階で、面積の扱いについて確認しておくことが重要です。

平屋×スキップフロアは成り立つ?

平屋でも、段差構成としてスキップフロアを取り入れるケースはあります。
勾配天井や中間床と組み合わせることで、平屋でも立体的な空間を演出できます。

メリットとしては、
・視線の抜けが生まれやすい
・採光や通風を確保しやすい
といった点が挙げられます。

一方で、平屋である以上、段差が増えること自体がデメリットになる場合もあります。
平屋=ワンフロアで完結する暮らしを期待している人にとっては、ミスマッチになる可能性もあります。

老後の暮らしとスキップフロア

スキップフロアは、老後の暮らしとの相性を慎重に考える必要があります。

若い時期は問題なくても、
・段差の昇り降り
・手すりの必要性
・生活動線の長さ
が将来的な負担になることも考えられます。

重要なのは、
「将来、1フロアだけで生活できるか」
という視点です。

生活の中心をどこに置くのか、将来的な使い方まで想定した計画が後悔防止につながります。

スキップフロアが向いている人・向かない人

向いている人

・空間の広がりを重視したい
・家族のつながりを感じたい
・デザイン性を重視したい

向かない人

・バリアフリー性を重視したい
・老後の暮らしを最優先したい
・シンプルな生活動線を求める

まとめ:スキップフロアは「暮らし方」との相性が重要

スキップフロアは、空間を有効に使い、開放感やデザイン性を高められる魅力的な間取りです。
一方で、段差・音・冷暖房効率・老後の負担・固定資産税など、注意すべき点も少なくありません。

大切なのは、「おしゃれだから」ではなく、
自分たちの暮らし方や将来設計に本当に合っているかを基準に判断することです。

正しく理解したうえで選べば、スキップフロアは満足度の高い住まいにつながります。