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ストレージルームとは?使い方・納戸との違いと後悔しない考え方

注文住宅を検討していると、「収納をどう確保するか」は大きなテーマになります。
その中でよく耳にするのが「ストレージルーム」という言葉です。
しかし、
・納戸と何が違うの?
・子供部屋として使える?
・つくっても結局物置になるのでは?
といった疑問を持つ方も少なくありません。
ストレージルームは便利な空間になり得る一方で、計画を誤ると「使いづらい部屋」になってしまうこともあります。
この記事では、ストレージルームの基本から、納戸との違い、具体的な使い方、メリット・デメリット、そして子供部屋として使えるのかどうかまで整理します。
■ ストレージルームとは?基本を整理
ストレージルームとは、主に収納を目的とした部屋状の空間を指します。
クローゼットよりも広く、独立した一室として確保されるケースが多いのが特徴です。
住宅においては、
・季節物の収納
・大型家電や備蓄品の保管
・趣味用品の整理
など、生活空間をすっきり保つための「余白」として設けられます。
ただし、一般的な居室とは扱いが異なる場合があります。
採光や換気の条件を満たしていないことが多いため、「収納空間」として設計されることが多いのです。
■ ストレージルームと納戸の違い
ストレージルームは、日本では「納戸」と呼ばれることも多くあります。
実際には大きな意味の違いがないケースもありますが、建築基準法上では「居室」とは区別されることが多い点が重要です。
居室との違い
居室として扱われるためには、一定の採光や換気条件を満たす必要があります。
ストレージルームや納戸は、これらの条件を満たさない場合が多く、あくまで収納用途として設計されます。
そのため、呼び方よりも「どう使う前提で計画するか」が重要です。
■ ストレージルームの主な使い方
ストレージルームは、使い方次第で非常に便利な空間になります。
① 季節物・大型荷物の収納
扇風機やヒーター、スーツケース、ひな人形など、かさばる物の保管に向いています。
生活空間に置かなくてよいことで、家全体がすっきりします。
② 書斎・ワークスペース
コンパクトな作業スペースとして活用する例もあります。
ただし、長時間使う場合は換気や空調計画が重要です。
③ 趣味スペース
コレクション棚やDIY用品の保管など、趣味専用空間として活用するケースもあります。
④ 家事スペース・ストック収納
食品や日用品のストック管理に使うことで、キッチン周りが整います。
大切なのは、「何に使うか」を事前に具体化することです。
用途が曖昧だと、単なる物置になりやすい傾向があります。
■ ストレージルームのメリット
① 収納量を柔軟に確保できる
クローゼットだけでは足りない収納を、余裕をもって確保できます。
② 生活空間をすっきり保ちやすい
物が分散しにくくなり、リビングなどが整いやすくなります。
③ 間取りの自由度が高い
壁一面収納よりも、一室確保することで収納計画が柔軟になります。
④ 将来的に用途変更しやすい
ライフスタイルの変化に応じて、書斎や趣味部屋に変えるなどの活用も考えられます。
■ ストレージルームのデメリット・後悔しやすい点
一方で、注意点もあります。
① 採光・通風が不足しやすい
窓が小さい、またはないケースもあり、湿気がこもりやすいことがあります。
② 物置化しやすい
用途が明確でないと、「とりあえず置く部屋」になりがちです。
③ 居室として使えない場合がある
採光・換気条件を満たしていない場合、法的に居室扱いできないケースがあります。
④ 空調計画を怠ると不快になりやすい
エアコンや換気計画がないと、夏場や冬場に使いづらくなります。
「とりあえず作る」という考え方は、後悔につながりやすいポイントです。
■ ストレージルームは子供部屋として使える?
「将来、子供部屋にできるなら便利」と考える方も多いでしょう。
しかし、ストレージルームは必ずしも居室として使えるとは限りません。
採光や換気の基準を満たしていない場合、正式な居室として扱えないことがあります。
一時的な遊びスペースや勉強スペースとして使うことは可能な場合もありますが、長期的な子供部屋として考える場合は、
・窓の大きさ
・換気設備
・空調計画
を十分に確認する必要があります。
断定的に「使える」「使えない」と決めるのではなく、条件を整理して判断することが大切です。
■ ストレージルームが向いている家庭・向かない家庭
向いている家庭
・収納量を重視したい
・将来の使い方を柔軟に考えたい
・家全体をすっきり保ちたい
向かない家庭
・最初から居室として使いたい
・用途が明確に決まっていない
・採光や通風を最優先したい
ライフスタイルによって評価が分かれる空間といえます。
■ 後悔しないためのチェックポイント
・具体的な使い方を想定できているか
・将来用途を変える余地があるか
・採光・換気計画は十分か
・他の収納との役割分担は明確か
この4点を整理するだけでも、後悔のリスクは大きく減ります。
■ まとめ:ストレージルームは「使い方設計」がすべて
ストレージルームは、収納計画を充実させるうえで有効な選択肢です。
しかし、万能な空間ではありません。
メリットとデメリットは表裏一体であり、
子供部屋としての利用も条件次第です。
「何に使うか」を明確にし、暮らし方と照らし合わせて計画できれば、
ストレージルームは非常に便利な空間になります。
形ではなく、使い方。
それが、後悔しないストレージルーム計画の最大のポイントです。