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【住まいのお役立ち情報】 2025.10.31

断熱等性能等級とは?4・5・6の違いと地域区分・基準をわかりやすく解説|石田建設


「断熱等性能等級」という言葉を聞いたことはありますか?
住宅の性能表示に関する用語のひとつで、最近の高性能住宅ではよく登場するキーワードです。
とはいえ、「何を基準に決まるの?」「自分の地域ではどの等級が必要なの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

この記事では、断熱等性能等級の意味や基準、等級4〜6の違い、地域区分ごとの考え方をわかりやすく解説します。
さらに、長野の寒冷地にも対応する【石田建設】の「等級6標準仕様」の家づくりについても紹介します。

断熱等性能等級とは?(目的と基準)


断熱等性能等級とは、住宅の「断熱性能」を客観的に数値化した国の基準です。
家の中から外へどれだけ熱が逃げるかを示す「UA値(外皮平均熱貫流率)」によって評価され、
数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。

2022年の改正により、従来の最高基準だった「等級4」に加えて、
より高性能な「等級5・6・7」が新設されました。

等級が高いほど、断熱性能が優れている

目的は、快適な室温を保ちながら冷暖房エネルギーを削減すること

つまり、断熱等性能等級は“省エネで快適に暮らすための指標”と言えます。
特に、長野県のように寒暖差が大きい地域では、住宅の断熱性能が生活の快適性を左右します。

等級4・5・6の違いと性能目安


断熱等性能等級は、主に建物の外壁・屋根・床・窓などから逃げる熱量(UA値)によって評価されます。
ここでは、現在主流の「等級4・5・6」の違いを見てみましょう。

等級概要基準の目安(寒冷地)
等級4従来の省エネ基準(2013年基準)。住宅性能表示の標準的レベルUA値 約0.87以下
等級5ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に対応。高断熱+省エネ仕様UA値 約0.60以下
等級6等級5よりさらに厳しい高断熱基準。2030年以降の住宅基準の目安UA値 約0.46以下



数値が下がるほど「熱が逃げにくく、外気温の影響を受けにくい」構造になります。
つまり、等級6の家は、冬は暖かく夏は涼しい、エネルギー効率の高い住宅です。

また、UA値の向上には、壁や床の断熱材性能だけでなく、
サッシの素材・ガラスの枚数・気密性・換気計画など、住宅全体の設計が大きく関係します。

地域区分によって求められる断熱性能の違い


日本の住宅は、気候条件に応じて「1〜8地域」に区分されています。
北海道のような寒冷地と、沖縄のような温暖地では必要な断熱性能が異なるためです。

1〜3地域:厳寒地(北海道・東北北部など)

4〜6地域:寒冷地〜準寒冷地(長野県・新潟県・東北南部など)

7〜8地域:温暖地(関東・九州南部など)

長野県は主に4〜6地域に該当し、冬の冷え込みが厳しいため高い断熱性能が求められます。

同じ「等級6」でも、地域ごとに求められるUA値は異なります。
そのため、建築会社には地域ごとの気候データを踏まえた断熱設計の知識が不可欠です。

石田建設では、長野の寒冷地環境を前提に、地域区分に応じた断熱設計を行い、
住宅の温度ムラを減らして快適な室内環境を実現しています。

断熱等性能等級の調べ方・確認方法


「自分の家の断熱性能はどのくらい?」と気になる方は、以下の方法で確認できます。

1.設計図書・仕様書を確認する
 設計時に提出される図面や仕様書に、「UA値」「断熱等性能等級」が記載されています。

2.住宅性能表示制度の評価書を見る
 国土交通省の認定制度で、第三者機関による性能評価を受けることができます。
 「断熱等性能等級○○」と明記された評価書は、公的な性能証明となります。

3.工務店・設計士に直接確認する
 「この家はどの等級で設計されていますか?」と質問するのが最も確実です。
 また、「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」を取得していれば、
 星マークで省エネ性能を視覚的に確認できます。

これらをチェックすることで、断熱等性能等級の「調べ方・見方」を理解できるようになります。

石田建設の「断熱等性能等級6標準」の家づくり


石田建設では、全棟「断熱等性能等級6」を標準仕様としています。
これは、寒冷地・長野で快適に暮らすために必要な性能を満たす“基準以上の家”です。

高断熱×高気密×計画換気のトリプル性能

● 第一種全熱交換換気(熱回収率70%以上)を採用し、室内の熱を逃がさずに換気。

● 暖房効率を高め、エネルギーロスを最小限に抑えます。

商品ラインナップで暮らし方に合わせた選択を

GREEN HOME:断熱・換気・省エネを兼ね備えた高性能仕様。

SIMPLE NOTE:動線を合理化し、光と風を取り入れるデザイン住宅。

S Standard:性能とコストのバランスを重視したセミオーダー型住宅。

さらに、全棟「耐震等級3」取得で地震にも強く、
「快適性」と「安心」を両立した家づくりを実現しています。

価格実例としては、**本体2,500〜2,999万円(30坪前後)**が目安。
性能とデザインを両立した“ちょうどいい住宅”を提案しています。

まとめ:等級6基準で“快適と省エネ”を両立する


断熱等性能等級は、家の快適性と省エネ性能を示す大切な指標です。
特に長野のような寒冷地では、等級6相当の性能が暮らしの質を大きく左右します。

● 等級4〜6の違いを理解し、地域に合った基準を選ぶ

● 認定書や性能評価書で、自宅の断熱性能を確認する

● 断熱・気密・換気のバランスが、快適な室内環境をつくる鍵

【石田建設】なら、断熱等性能等級6・耐震等級3・第一種熱交換換気を備えた家を標準仕様で提供。
長野の気候に最適化された設計で、“高性能×快適×省エネ”の住まいを叶えます。数字だけに頼らない、“暮らしにちょうどいい性能”。
それが【イシダの家】が目指す、これからの家づくりです。