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【住まいのお役立ち情報】 2025.10.31

FIX窓とは?メリット・デメリット・防犯対策まで徹底解説|石田建設


住宅の外観をスタイリッシュに演出できる「FIX窓(フィックスまど)」。
開かない“はめ殺し窓”として知られていますが、「換気ができない」「掃除が大変」といったイメージから採用を迷う方も少なくありません。

この記事では、「FIX窓とは何か」からメリット・デメリット・防犯対策までをわかりやすく解説
さらに、長野の寒冷地で高断熱・高気密な家づくりを行う【石田建設】が考える、“後悔しない窓の使い方”も紹介します。

FIX窓とは?(意味と基本構造)


「FIX窓(フィックスまど)」とは、開閉機能のない固定された窓のことを指します。
“はめ殺し窓”とも呼ばれ、ガラスがフレームにしっかり固定されているため、開け閉めができません。

主に以下のような場所に採用されます。

● リビングの高所窓や吹き抜け部分

● 階段や玄関ホールなどの採光が必要な空間

● デザイン性を重視した外観のポイント

開閉機構がないため、フレームがすっきりして視界が広く、採光性・デザイン性に優れた窓です。
一方で、換気や清掃性をどう確保するかがポイントになります。

FIX窓のメリット(採光・デザイン・断熱性)


1. 自然光をたっぷり取り込める

ガラス面が大きく、障子やサッシが少ないため、室内に光を多く取り入れられるのが特徴です。
高所や吹き抜けに設置すれば、日中は照明を使わなくても明るい空間を実現できます。

2. 高い気密性と断熱性

FIX窓は開閉部分がないため、すき間が生じにくく断熱性能が高い点も大きな利点。
冷気や熱の出入りを防ぎ、外気の影響を受けにくい構造です。

特に寒冷地・長野では、窓からの熱損失を防ぐことが快適な暮らしの鍵になります。
石田建設では、「断熱等性能等級6」+高性能サッシ+トリプルガラスを組み合わせ、
開かない窓でも室温を快適に保てる住まいを実現しています。

3. 外観デザインが美しくまとまる

大きなガラス面は、建物の外観にモダンで洗練された印象を与えます。
「SIMPLE NOTE」シリーズのように窓を最小限に抑えた設計では、
光とプライバシーのバランスを計算したシンプルな外観デザインが魅力です。

4. 風雨に強くメンテナンス性が高い

可動部分がないため、風によるガタつきや雨の侵入が起きにくく、メンテナンスが比較的容易です。
パッキンや金具の劣化も少なく、長期的に見てコストパフォーマンスに優れています。

FIX窓のデメリット(換気・掃除・防犯面など)


1. 開かないため換気ができない

最大の弱点は、通風が確保できないこと。
ただし、石田建設の住宅では第一種全熱交換換気システムを採用しており、
窓を開けなくても室内の空気を常に循環・浄化できます。

2. 外側の掃除がしづらい

吹き抜けや高所に設置した場合、外側のガラス清掃が難しいことがあります。
設計段階で足場や掃除用窓の配置を検討しておくことが重要です。

3. 防犯対策が必要

FIX窓は開閉しないとはいえ、侵入経路として狙われるケースもあります
防犯ガラスや面格子、シャッターを併用することで安全性を高めましょう。

4. 設置位置によっては日射・冷気の影響も

南向きに大きな窓を設けすぎると、夏は日射が強すぎて室温上昇の原因に。
逆に北側では、冬の冷気を感じやすい場合もあります。
断熱サッシやLow-Eガラスなど、方角に応じたガラス選定が欠かせません。

後悔しないためのFIX窓の選び方・配置のコツ


1. 「開ける必要のない場所」に設置する

FIX窓は、換気より採光を優先したい場所に向いています。
たとえば、階段の踊り場・吹き抜け・玄関ホール・浴室の高窓など。
開け閉めの必要がない空間に設けることで、デメリットを最小限にできます。

2. 採光とプライバシーの両立を意識する

隣家や道路からの視線を避けたい場合は、窓の高さ・位置・ガラスの種類を工夫します。
すりガラスや型ガラスを採用すれば、プライバシーを保ちながら光を取り込めます。

3. 南面の高所に配置して冬の日差しを活かす

冬季に太陽光を効率的に取り入れるためには、南向きの高所に設置するのがおすすめ。
夏は軒や庇で日射を遮ることで、年間を通して快適な温熱環境が実現します。

4. デザインの統一で外観を整える

複数の小窓をバラバラに配置するよりも、縦横ラインを揃えて配置することで外観が美しくまとまります。
石田建設の「SIMPLE NOTE」では、光の取り入れ方と外観デザインを一体的に計算し、
“おしゃれで機能的な窓配置”を提案しています。

石田建設が考える「性能×デザイン」を両立する窓設計


石田建設では、「見た目の美しさ」と「快適な暮らし」を両立する窓設計を重視しています。

全棟「断熱等性能等級6」「耐震等級3」標準仕様

第一種全熱交換換気(熱回収率70%以上)による快適な空気環境

GREEN HOME:高断熱+熱交換換気で温度ムラのない室内

SIMPLE NOTE:窓を最小限に抑えたデザインで、防犯性と省エネ性を両立

S Standard:コストと性能のバランスを重視したセミオーダー住宅

これらの設計思想により、FIX窓の採用による「換気・断熱・デザイン」の課題をすべてカバー。
高性能サッシと複層ガラスで熱ロスを抑え、“開かないのに心地よい窓”を実現しています。

まとめ:暮らしを引き立てる“ちょうどいい窓選び”


FIX窓は、採光・デザイン・断熱性に優れた窓です。
ただし、配置や防犯・メンテナンスへの配慮を怠ると、「後悔ポイント」になりやすいのも事実。

● 換気は機械換気でカバーする

● 掃除・防犯のしやすさを設計段階で考える

● 方角や高さに応じて断熱ガラスを選定する

こうした工夫を行うことで、快適で美しい住まいを実現できます。【石田建設】では、断熱等性能等級6・耐震等級3・第一種換気を備えた高性能設計により、
寒冷地・長野でも“性能とデザインを両立した家づくり”を提案。


自然光に包まれた明るく快適な暮らしを叶えます。