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【住まいのお役立ち情報】 2026.04.25

シックハウス症候群になりやすい人とは?原因・症状・対策と新築での注意点を解説

シックハウス症候群とは?まずは基本を整理

シックハウス症候群とは、住宅内の空気環境が原因で体調不良を引き起こす状態のことを指します。特に新築住宅やリフォーム直後の住まいで話題になることが多く、室内に存在する化学物質や揮発性有機化合物(VOC)などが関係していると考えられています。

住宅の性能が向上し、気密性や断熱性が高くなるほど、外気との空気の入れ替わりが少なくなりやすくなります。その結果、室内に発生した物質が滞留しやすくなり、体調に影響を与えるケースが出てきます。つまり、シックハウス症候群は住宅性能の向上と無関係ではなく、空気環境の管理が重要になる現代住宅ならではの課題ともいえます。

なお、この症状は特定の人だけに起こるものではなく、誰にでも起こる可能性があります。ただし、体質や生活環境によって影響の出方には大きな差があります。

シックハウス症候群の主な原因

シックハウス症候群の原因は一つではなく、複数の要因が重なることで発生しやすくなります。代表的な要因として挙げられるのが、建材や接着剤に含まれる化学物質です。新築住宅では、床材や壁材、塗料などから微量の成分が揮発することがあります。

また、家具やカーテンなどの新しい製品からも同様の成分が放出される場合があります。これらが室内に蓄積されることで、空気環境に影響を与える可能性があります。

さらに重要なのが換気の状態です。換気が不十分な場合、室内に発生した物質が外に排出されにくくなります。特に高気密住宅では、意識的に換気を行わないと空気が滞留しやすくなるため、注意が必要です。つまり、シックハウス症候群は「化学物質」「家具・内装」「換気不足」といった複数の要因が組み合わさることで起こりやすくなります。

シックハウス症候群になりやすい人の特徴

シックハウス症候群は個人差が大きく、同じ環境にいても影響を受けやすい人とそうでない人がいます。一般的に、体質的に敏感な人やアレルギー体質の人は影響を受けやすい傾向があります。

また、小さな子どもや高齢者は体の機能が発達途中、または変化している段階にあるため、環境の影響を受けやすいとされています。さらに、在宅時間が長い人も注意が必要です。室内で過ごす時間が長いほど、空気環境の影響を受けやすくなるためです。

加えて、新築住宅やリフォーム直後の環境にいる人もリスクが高くなりやすいといえます。こうした条件が重なることで、症状が現れやすくなる場合があります。

シックハウス症候群の症状とは

シックハウス症候群の症状はさまざまで、特定の症状だけで判断するのが難しい点が特徴です。代表的なものとしては、頭痛やめまい、目や喉の違和感などが挙げられます。

また、倦怠感や集中力の低下といった、日常生活に影響を与える症状が現れることもあります。さらに、皮膚のかゆみや呼吸器への違和感など、体のさまざまな部分に影響が出る可能性があります。

これらの症状は、必ずしもすぐに原因が特定できるわけではありません。そのため、住環境との関係に気づきにくく、体調不良の原因が分からないまま過ごしてしまうケースもあります。

新築住宅での影響はいつまで続く?

新築住宅では、建材や内装材からの揮発成分が発生しやすい時期があります。そのため、引き渡し直後から一定期間は、空気環境に注意が必要とされています。

ただし、この影響が「いつまで続くのか」は一概に断定できません。時間の経過とともに揮発量は減少していく傾向がありますが、換気の状況や使用している建材、生活環境によって変わるためです。

例えば、こまめに換気を行っている住宅では、比較的早く空気環境が安定する場合もあります。一方で、換気が不足している場合は、影響が長引く可能性もあります。つまり、期間は住宅環境と生活習慣によって大きく左右されます。

シックハウス症候群の対策方法

シックハウス症候群の対策として最も基本となるのが、定期的な換気です。窓を開けるだけでなく、換気設備を適切に使うことが重要です。空気の入れ替えを意識することで、室内に滞留する物質を減らしやすくなります。

また、住宅の素材選びも重要なポイントです。低刺激・低VOCの建材を選ぶことで、発生する物質の量を抑えることが期待できます。さらに、家具やカーテンなども含めて、室内に持ち込むものを見直すことが対策につながります。

湿度管理も見逃せません。湿度が高すぎる環境はカビの原因にもなり、空気環境を悪化させる要因になります。適度な湿度を保つことが、快適な住環境づくりに重要です。

空気清浄機は効果がある?

空気清浄機は、室内の空気中に含まれる物質を除去する役割を持つ設備です。そのため、シックハウス症候群対策として活用されることもあります。

ただし、空気清浄機だけで全てを解決できるわけではありません。あくまで換気の補助として考えることが重要です。換気を行わずに空気清浄機だけに頼ると、十分な効果が得られない場合があります。

対策としては、換気・素材選び・生活習慣の見直しといった複数の方法を組み合わせることが現実的です。

シックハウス症候群の治し方・改善の考え方

シックハウス症候群の改善には、まず原因となる環境を見直すことが重要です。どのような場所で症状が出やすいかを確認し、原因となる可能性のある要素を減らしていくことが基本となります。

場合によっては、生活環境を一時的に変えることで症状が軽減するケースもあります。また、症状が強い場合には医療機関に相談することも大切です。専門的な判断を受けることで、適切な対処方法が見えてくることがあります。

改善には時間がかかることもあり、短期間で解決するとは限りません。無理をせず、段階的に環境を整えていくことが現実的な対応といえます。

シックハウス症候群を防ぐ住宅づくりのポイント

シックハウス症候群を予防するためには、住宅計画の段階から対策を取り入れることが効果的です。特に重要なのが換気計画です。適切な換気ができる設計にすることで、室内の空気環境を安定させやすくなります。

また、自然素材を活用した内装や、刺激の少ない建材を選ぶことも有効な方法の一つです。さらに、施工後すぐに入居するのではなく、一定期間しっかり換気を行うことも検討できます。

住宅は長く暮らす場所であるため、見た目や間取りだけでなく、空気環境まで含めて考えることが重要です。

まとめ:シックハウス症候群は住環境で大きく変わる

シックハウス症候群は、特定の人だけの問題ではなく、住環境によって誰にでも起こる可能性があります。特に体質や生活スタイルによって、影響の受けやすさが変わる点が特徴です。

原因は化学物質だけでなく、換気や湿度など複数の要因が関係しています。新築住宅では特に注意が必要ですが、適切な対策を取ることでリスクを軽減することができます。

大切なのは、「換気」「素材選び」「生活習慣」をバランスよく見直すことです。正しい知識を持ち、住環境を整えることで、より安心して暮らせる住まいづくりにつながります。