家づくりをするにあたって、リビングを含めた居室は「出来るだけ日当たりを良くしたい」と考えると思います。

そのために多くの方が日当たりの良い土地を買おうとします。

しかし、現実は土地のに当たりの良さと、家の明るさや快適性にはあまり関係がないのです。

むしろ土地の日当たりの良さがかえって家の快適性を損なう傾向があるのではと考えます。

例えば日当たりの良い南向きの土地を買ったとしたら、家を建てるにあたって、一体どのような希望を住宅会社に伝えますか？

おそらく多くの方が出来るだけ全ての部屋を南向きにしてほしいとお伝えになると思います。

せっかく高いお金を出して日当たりの良い土地を買ったのですから、その恩恵を最大限に受けたいというのが当たり前の感情だと思います。

しかし、日当たりの良い土地は大きな落とし穴があります。

南向きの部屋をたくさんつくり、かつ大きな窓を南向きにつくった場合、そこからはたくさんの光が入ると同時に

たくさんの視線も入ってくることになります。

となると、その窓には視線を遮るためのカーテンが必要になります。そしてカーテンがあることによって光を遮断してしまうことになります。

また視線が気になるお家は防犯的にも不安を抱えることになります。

外から見たら間取りも分かってしまうし、夜になると照明によってどこにいるのかまで分かってしまいます。

そうなると防犯強化のためにシャッターをつけざるを得なくなります。

結果、南から差し込む日光のまぶしさ、暑さを緩和するためにカーテン、シャッターを閉めっぱなしにしてしまうことになります。

このお家本当に明るくて快適なのでしょうか？

実に多くの方がこのジレンマの中で暮らしているのですが、この原因は確実に

「南向きに部屋をつくらなければいけない」という思い込みです。

確かに寝ている時間以外の全ての時間を過ごすことになるリビングは日当たりがいい南向きで窓をつくるのが理想的です。

しかし、明るさと快適性を担保するためには、それに加えてプライバシーも担保しなければなりません。

なので家づくりをする時には部屋の位置をどこにするのかまで指定しないように気を付けていただければと思います。

リビングを南向きにつくることは大切ですが、配置はその土地の環境に合わせてながら決めないと、

プライバシーと明るさ・快適性が両立したリビングをつくることが出来ないのです。

そして土地も南向きにこだわたないようにしていただければと思います。

南向きというだけで価格も高く設定させていますしね。

シンプルノートの特徴の一つとして、”土地の条件を選ばない”ということが挙げられます。

どんな土地に建てても、プライバシーを守り、明るさ・快適性を両立することが出来るお家を建てられます！

土地探し迷っている方いましたら、ぜひご相談くださいね！！

それでは・・・(^^♪